今回はkrewSheetとアールスリーインスティテュートさんの「gusuku Customine(グスク カスタマイン)※以下、カスタマイン」を連携し、krewSheet一覧でのレコード検索をより快適にする方法について説明します。
krewSheetの検索機能とフィルタ機能
まずはじめに、krewSheet単体で使用する場合の検索機能とフィルタ機能についておさらいしてみます。
krewSheetでの検索機能
krewSheetの検索機能では、該当のレコードにフォーカスを移動できます。なお、現在のページに表示しているレコードのみが検索対象になります。ページング表示をしている場合は、他のページのデータは検索対象にならないので注意が必要です。
krewSheetでのフィルタ
krewSheetのフィルタ機能では、kintoneの標準フィルタによるレコード絞り込みとkrewSheetの列フィルタでのレコード絞り込みが可能です。絞り込みの優先順は「kintone標準フィルタ」=>「krewSheetの列フィルタ」の優先順で行われます。「kintone標準フィルタ」で絞り込まれたレコードに対して、「krewSheetの列フィルタ」で絞り込みが行われるため、そのことを理解した上で列フィルタ設定をしないと、あるはずのレコードが表示されない!と混乱することもあるかと思うのでご注意ください。
一般的な業務アプリの一覧画面UI
検索機能では、ページング表示の場合に全てのレコードが対象にならない、フィルタ機能では全てのレコードを対象に絞り込むことができますが、任意のキーワードを入力して、会社名などでササっとデータを絞り込みたい場合、フィルタのウィンドウを表示して、都度、設定を変更する必要があり少し手間に感じます。
一般的な業務アプリでは、一覧の上部エリアに検索フォームを配置しレコードを絞り込むというUIパターンが多々採用され、kintoneの一覧でも同様のUIと使い勝手を実現したいという要件は多く挙がります。
krewSheet単体で上記要件に対応することはできませんが、カスタマインと連携することで簡単にkrewSheet一覧に検索フォームを配置することができます。
カスタマインと連携して検索フォームを配置
カスタマインでは一覧に検索フォームを配置するアクションが提供されています。krewSheetの一覧でもそのアクションを設定することで、簡単に検索フォームを配置することができます。
上記アクションをアプリに登録すると…
一覧の上に検索フォームが追加されました。驚きの手軽さと速さで、みなさんもよく目にしている業務アプリの一覧画面のような検索UIを実現できました。krewSheet一覧でより使い勝手の良いレコード検索UIを実現したい場合には、このようなアプローチも検討できます。
このように、krewSheetとカスタマインを組み合わせば、より良いkrewSheetライフを実現でき、これからもその可能性はどんどん広がっていく予定です。みなさん、ぜひ色々とお試しください。