12月4日にkrewDataをアップデートしました。今回は休業日と祝日の設定機能やなど、盛りだくさんの内容です。本記事では各機能を解説します。
- 新機能
- 祝日と休業日の設定機能
- 改善項目
- データ編集コマンドにて日付編集の編集方法を追加
- グループ化コマンドで時刻の合計計算をサポート
- 設定ファイルの使用量が確認できる
【新機能】祝日と休業日の設定機能
祝日や会社独自の休日の情報を扱えるようになります。休日情報はアプリで管理し、データ編集フロー内やスケジュール実行の設定時にも参照して使用できます。
次のようなシーンで利用します。
- データ編集フローの数式内:営業日数を計算する際、祝日や休日を除いた日数を計算できる
- スケジュール設定時:祝日/休日を除く平日にスケジュール設定するなど制御できる
krewDataで必要な設定
まずはkrewDataで休日情報を使用するための設定を行います。
- krewDataの設定ファイルタブを開き、「設定ファイル」をクリックします。
- 休日設定タブを開き、「休日設定を追加」ボタンをクリックします。
※この設定は今回のアップデートで新たに追加したものです。 - 表の中に新規追加した設定が1行追加されます。歯車をクリックして設定を開きます。
- 休日アプリは別アプリで管理するようになるので、そのアプリを既存のものから選択するか、もしくは新規でこの場で作成するか選べるようになっています。
※既存のアプリを選択する場合には、名称(文字列)・日付(日付)・分類(文字列)から成るフィールドを利用できます。 - 休日アプリを設定すると下記のような画面になります。休日アプリで祝日データを操作してもいいですし、この画面上からkrewSheetのような操作画面でデータの入力も行えます。
ワンポイント
- このアプリには祝日データや会社独自の休日(創立記念日など)を入力しておくとなにかと活用しやすいです。フィルタリングできるので、分類に「祝日」「会社休日」などと分けて入力すると後で活用しやすいです。
日本の祝日を取り込みたい場合には、一般公開されている情報を活用すると正しい情報を取得できますよ。
https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html - 関連記事
休日データの活用
スケジュール実行の設定時に使用する場合
休日アプリを作成すると、スケジュール実行の設定時に情報を参照できるようになります。たとえば、平日に毎日実行して、祝日は実行しないよう制御するなどより柔軟に実行タイミングを選べるようになります。
データ編集フロー内で使用する
データ編集フロー内で数式に使用することもできます。例えば、営業日数を計算したい場合には複雑ン数式を書かずに設定できるので便利ですよ。
ここでは、4月の営業日数を計算していて、かつ祝日を除外する設定を付加しています
データ編集コマンドにて日付編集の編集方法を追加
データ編集コマンドで日付フィールドを編集する際のバリエーションが広がりました。今回、下記を追加しております。これらを使用すると、関数を使用せずに画面ナビゲーションに従って操作すればより簡単にデータの編集が行えます。
- 月初の取得
- 月末の取得
- 指定日の取得
- 年月の取得
- 和暦の取得
- 時刻間の時間を算出
ユースケース:和暦を西暦に変換する
これまで、「平成3年7月12日」と和暦で入力されたデータを「1991/07/12」と変換するためには複雑な関数を用いた設定が必要でした。※西暦→和暦も同様に設定可能です。
解説記事:https://krewdata-drill.mescius.jp/entry/drill-dateedit-convert-japanese-calendar-to-western/
その他関連記事
締め日を設定する(日付フィールドの値を基準に任意の日付を取得する)
グループ化コマンドで時刻の合計計算をサポート
この機能改善により時刻フィールドの合計の計算が容易になります。これまで合計した結果が24時間を超える場合にはシリアル値を用いて計算することが必須でしたが、そういった値の変換なしに設定できますよ。
解説記事:https://krewdata-drill.mescius.jp/entry/drill-aggregate-time-using-group-by/
設定ファイルの使用量が確認できるように
1つのkrewData専用アプリに登録できるプラグイン情報は、kintoneにより定められたプラグインの設定サイズにおさまるようにする必要があります。これまではどのくらい使用しているのか確認する術がありませんでしたが、今後は設定画面上に表示します。