今回は、「請求管理」についてお届けします!
これまでも請求データの作成方法をご紹介してきましたが、今回は新たに「分割払い請求書」のテンプレートをkrewDataドリルに追加しました。krewDataで作成できる請求データのバリエーションもかなり充実したので、ぜひ目を通してみてくださいね。
分割払いって?
分割払いとは、ある契約の請求を一括ではなく複数回に分けて行う方法です。
分割払いの場合には、次のことを管理する必要がありますが、煩雑な管理方法だという方も多いんじゃないでしょうか。
・いつ、いくら請求するか
・何回請求を終えたのか
このような分割払い請求の課題に対してkrewDataを使うことで、管理工数の削減やデータ作成の自動化を図る方法をご紹介します。
次のような帳票が作成できるようkrewDataの設定を行います。
分割払いの場合は、請求金額が分割されますが、支払いの全体像がわかるよう全請求回の情報が記載されている帳票です。
分割払い請求書のテンプレートを確認する
krewDataドリルでは詳細なシナリオをご紹介しています。ぜひご覧ください。なお、本ブログ記事はこちらの演習の概要を説明したものになります。
また、お試しいただくにはトライアルの申請が必要です。こちらからお申し込みください。https://krew.mescius.jp/trial/krewdata.htm
kintoneアプリの概要
【入力】契約管理アプリ
契約情報を管理するアプリです。
「請求情報」以下に、どのように分割請求を行うか登録します。ここでの入力を元にデータ作成を行うので、間違いのないよう入力してください。
【入力】入金管理アプリ
入金情報を管理しているアプリです。請求書の残額を計算するために使用します。
【出力】請求管理アプリ
請求データを出力するアプリです。
先ほどの帳票と同じ項目が出力できるようになっています。
【kintoneで請求書作成】krewDataの設定
krewDataで行う設定の全体図
設定の全体図はこちらです。大きく4つのステップを踏みながら請求データを作成します。
1.当月の請求に必要な基本情報を設定する
まずは、当月に請求する請求データを抽出します。
契約管理アプリのテーブルに登録された請求情報をレコードに変換する
分割請求の情報が登録されているデータをレコードに変換します。
当月分のデータに絞り込み、請求番号を設定する
請求予定日を元に必要なレコードに絞り込み、請求日を設定しました。
2.請求回数を計算する
請求管理アプリのデータと突合せ、過去の請求回数、今回請求回数、請求残回数を割り出します。
過去の請求回数を計算する
請求管理アプリのなかに同じ契約のレコードが何件あるかカウントします。
今回が何回目の請求回数か計算する
過去の請求回数を元に、今回が何回目の請求であるか計算します。
残りの請求回数が何回あるか計算する
さいごに、今回請求回数を元に残りの請求回数を計算します。
3.支払い残額を計算する
次のステップでは、入金管理アプリのデータと突き合わせて支払残額を計算します。
過去の入金額を計算する
まずは、入金管理アプリで管理している過去の入金額合計を以下の通り計算します。
入金額と請求情報を突き合わせて残額を計算する
過去の入金額と請求額を突き合わせて残額を計算します。
4.全請求情報を明細として結合する
今回は、全請求情報が参照できる帳票を作成するため、契約管理アプリで入力した請求情報のデータを結合します。
結合するとこのような状態になります。
あとはこのデータを請求管理アプリに出力する流れになります。
具体的なフローの設定を確認したい方は、こちらの記事をご覧ください。
セミナーに参加する
こちらの記事でご紹介した請求データの作成についてセミナーを開催しています。
セミナーページよりお申し込みください。
セミナー名:【あらゆる請求パターンに対応】kintoneアプリで実現する請求データ作成セミナー
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