6月17日にkrewSheetならびにkrewDataをアップデートしました。本記事ではアップデートで新規追加した機能や変更点について解説します。
- 新機能
- krewSheet上での実行操作をきっかけにしてkrewDataのフローを実行できる (krewDataリアルタイム実行プランが対象)
アップデート内容
呼び出し元アプリに設定したkrewSheetの一覧でkrewDataリアルタイム実行のフローを呼び出せます。高度な設定なしにkrewSheet上からのkrewData実行が可能になります。
(krewDataリアルタイム実行プランが対象)
① [krewSheet] 画面上部にリアルタイム実行ボタンを実装
② [krewData] 呼び出し元アプリの実行方法に「krewSheet連携」を追加
設定概要
◆ krewSheetの設定
編集画面に新たに追加された「連携」タブにて「krewDate連携」を設定
設定項目
・実行したいアクション名の設定
・ krewData専用アプリのURL
・リアルタイム実行URL
krewDataライセンス
・利用するkintoneのドメイン名
・krewDataのシリアルナンバー
◆ krewDataの設定
リアルタイム実行の設定画面にて呼び出し元アプリと実行方法を指定
実行単位の設定
・呼び出し元アプリ:リアルタイム実行ボタンを表示したいアプリを選択
・実行方法:krewSheet連携を選択
【活用例1】
実績集計:拠点ごとの売上目標に対する実績の集計
売上実績をkrewSheet上で入力後、krewSheet上部の「リアルタイム実行」ボタンをクリックすることで、あらかじめkrewDataで設定したデータ編集フローが呼び出され、拠点ごとの集計結果が予実管理アプリに出力されます。アプリをカスタイマイズして独自のボタンを設定する必要がなく、また、ユーザーは集計のタイミングを気にせずリアルタイムに集計結果を確認できます。
メリット
- 任意のタイミング(ボタンクリック時)にフローを呼び出せるので、データ入力後すぐに予実アプリに数字を反映できる
【活用例2】
伝票発行:見積から受注伝票をリアルタイムで発行
営業案件が成立し受注となったら、登録済みの見積管理アプリから受注伝票をリアルタイムで発行。krewSheet上で伝票作成したいレコードを選択し、リアルタイム実行ボタンをクリックすると、krewDateに設定した「見積アプリの情報から受注伝票を作成する」というフローが実行されます。見積アプリと受注アプリを行ったり来たりする必要がなくスムーズに伝票を作成できます。
メリット
- 即時実行したいアプリ間データ連携が一覧画面からボタン一つで実行可能になります。
- データの出力先としてRepotoneUを設定することで、帳票作成までが自動で完了します。
その他本項に関するコンテンツなど
- krewSheetドリル:krewSheet上からkrewDataのリアルタイム実行を実行する
- krewSheetドリル:予実状況をリアルタイムに把握する (krewSheet連携)
その他
補足事項:
krewSheet×krewData連携は、ボタンクリックによるリアルタイム実行のみが可能です。 krewSheetでのレコードの追加・編集・削除、コメントの書き込み等をトリガーとした自動連携機能ではございません。
不具合修正情報を含むアップデートの全容はこちらでも確認できます。
[ krewSheet ]2024/6/17(v4.2.38)– krew サポート (zendesk.com)
[ krewData ]2024/6/17(v6.2.36)– krew サポート (zendesk.com)