2024年10月28日にkrewDataをアップデートしました!
今回の変更点はこちらです。今回のブログでも、アップデートされた機能について解説します。
- ファイル出力コマンドの改善
- 改行コードの選択が可能に
- ファイル出力コマンドでヘッダー行を含めずにデータ行のみの出力を可能に
- ユーザー選択、組織選択、グループ選択はコードでの出力が可能に
- krewData専用アプリでデータ編集フローの同時編集を防止する機能
- krewData専用アプリに最終更新者と更新日時を表示
- 他のユーザーが同時にアプリを編集しているケースでフロー設定の保存時に警告メッセージを表示
- スケジュール実行の設定時刻にタイムゾーンを表示
- ルックアップフィールドの参照先アプリから取得するレコードの制御
ファイル出力コマンドの改善
krewDataでは、クラウドストレージにExcel / CSV形式でデータを出力できます。今回のアップデートでさらに利便性が上がりそうなポイントがありますので、ご紹介しますね。
今回のアップデートで下記の変更を行いました。
- 改行コードの選択が可能に
- ファイル出力コマンドでヘッダー行を含めずにデータ行のみの出力を可能に
- ユーザー選択、組織選択、グループ選択はコードでの出力が可能に
外部ファイル出力コマンドは、外部のシステムに連携するデータ生成のために活用される方が非常に多くいらっしゃいます。
【外部システムとの連携イメージ】
・kintoneで販売管理→仕訳データを生成(クラウドストレージにCSVで出力する)→会計システムに取り込み
・kintoneで支払い管理→支払いデータを生成→銀行やでんさいなどの外部システムに取り込み
外部システム側で「text形式のみ」「改行コードはCRLFのみ」「先頭行(項目名)はナシで」など受け取れる形式が様々ありまして、krewDataでデータの加工自体は思ったようにできるのに連携する前に1ステップ挟んで手動で加工や変換が必要でした。
今回の変更でより柔軟かつシームレスに連携までのステップが踏めるようになったのではないかと思います!
krewData専用アプリでデータ編集フローの同時編集を防止する機能を追加
krewDataでは、krewData専用アプリを使用してフローの管理・設定・実行を行います。この専用アプリは複数人での編集には対応していません。
関連情報:https://docs.krew.mescius.jp/krewdata/#use_by_multi_users.html
しかしながら、krewDataの管理者が複数人いる などの背景から実際には複数人で利用されている方もいらっしゃいます。その際は、同時編集に対応していない仕様を理解いただいた上で運用するようになりますが、それでもほかの担当の方と同じタイミングで編集操作が起こってしまうリスクがあります。
今回は複数人利用時に起こりやすい問題を回避する手立てとなるような機能を追加しました。
データ編集フローの同時編集を防止する機能
- 上書き更新防止の更新時ダイアログ
現在編集中の設定以前に更新がある場合、アプリ更新時に警告メッセージを表示します。 - 専用アプリの最終更新者を表示
最後にkrewData専用アプリを更新した人のログイン名と日時を表示します。他のユーザーが同時刻に操作を行っている可能性がないか確認することができます。
スケジュール実行の設定時刻にタイムゾーンを表示
設定時刻の誤認識を防止するため、タイムゾーンが異なるユーザーがアプリを開いた場合にも常に同じタイムゾーンで設定時刻を表示します。基準となるのはアプリに最初にスケジュールを登録したユーザーのタイムゾーンです。
本アップデートに関する情報
ドリル
- 出力時にルックアップの参照先アプリからデータを再取得する
https://krewdata-drill.mescius.jp/entry/drill-update-lookup-copy-field/ - 出力時にルックアップの参照先アプリからデータを取得しないよう制御する
https://krewdata-drill.mescius.jp/entry/drill-do-not-update-lookup-copy-field/
製品ヘルプ
- ファイル出力コマンド ー設定項目の項
https://docs.krew.mescius.jp/krewdata/#command_file_output.html - 出力アプリコマンド ールックアップフィールド更新時の動作の項
https://docs.krew.mescius.jp/krewdata/#command_output_app.html