2025年3月21日にkrewユーザー会「Ship」を開催しました!
本ブログではイベントレポートに加え、当日紹介しきれなかった質問コーナーの回答もさせていただきます。残念ながら今回は来られなかった方もShipの雰囲気を感じてみてください!
今回の開催テーマは「1st Voyage(初航海)」
2023年に発足したkrewユーザー会Shipは、これまで延べ160名以上のユーザー様にご参加いただきました。
今回は特にkrewを使い始めて1~2年目の方にたくさんのヒントと頼れる仲間を見つけていただきたいという思いから 「【1st Voyage】仲間と一緒に初航海に出よう!krewシリーズの歩き方」をテーマに開催しました。
イベントページ: https://krew.mescius.jp/lp/event-ship.htm
初航海に欠かせないノベルティ紹介
ノベルティには航海日誌や、渡海図もご用意!
krewの活用を推し進めるヒントとしてお役立ていただけたら嬉しいです。

さらに、今回のテーマ「1st Voyage」をあしらった巾着と缶バッジもご用意して、みなさんの初航海の記念にしていただきました。
会場ではkrewスタッフだけでなく、参加いただいたユーザーのみなさんもkrewカラーの証バンダナを巻いていただけたりとノベルティを通しても同じShipで旅する仲間の絆を感じられました!
krew活用の現場の声をお届け!2つのセッション
トークセッション~krewシリーズの歩き方~
今回はトークセッションにお二人のユーザー様にご登壇いただきました!

ゲストユーザー:
阪急阪神不動産株式会社 川本 樹生さん
事業部の予実管理からkrewの活用をスタートされて、現在はkrew歴3年
川本さんの事例インタビューはこちら
ゲストユーザー:
株式会社昇栄 山﨑 梨英さん
人事評価制度を始めとするデータ活用を皮切りにkrewの活用をスタート、krew歴2年半
山﨑さんの事例インタビューはこちら
お二人には、krewを使い始めた際の成功談・失敗談や、褒められアプリなどを教えていただきました!特に、krewDataのお話は印象的で、krewシリーズの中でも活用範囲が広い分、お二人も様々な工夫をされながら取り組まれてきたそうです。
山﨑さんからは、krewDataでデータフローを作成する前に要件の整理を目的として外部サービスを使ったり、紙にかきだして情報を整理しているとのことで、krewDataの運用面で参考になるお話をしていただきました。こういった整理がされていると引継ぎの際にも情報共有できるので素晴らしい取り組みでした。
川本さんはアイデアを膨らませるためにメシウスが公開しているコンテンツを活用されているとのことで、現在地に合わせてコンテンツの活用もしてみてください!
krewData厳選シナリオ集:
社内で行っている業務で改善できる内容を見つけるためのカタログ的存在
krewドリル:
具体的な設定内容を記した手順書。シナリオ数は250以上あり、種類が豊富です!

今回、お二人が褒められアプリとしてご紹介してくれた「勤怠くん(山﨑さん)」と「買取再販ダッシュボード(川本さん)」は、お二人の事例インタビューでも触れているのでぜひそちらもご確認ください。
会場のみなさんからはkrew活用の進め方が参考になった、話を聞くことで励みになる、というお声もいただき、先輩ユーザーお二人のご経験が新たな仲間に伝わっていくことを実感できたセッションでした!
▼会場でご紹介した学習用コンテンツ
各製品チュートリアル
krewSheet:Sheetモードの案件管理、Xrossモードの案件集計と月間シフト表が設定できます
krewData:スケジュール実行の予実集計、リアルタイム実行の在庫管理を設定します
krewDashboard:営業支援ダッシュボード作成を設定します
krewData厳選シナリオ集
krewドリル
ごめんなさい!時間が足りなかった…krewなんでも質問コーナー
2つ目のセッション「なんでも質問コーナー」では事前にいただいたご質問にkrew立ち上げ当初からサポートを担当する大江が進行役としてお答えしました。
ですが、たくさんのご質問をいただいていたので、当日はお答えしきれないものも多数…本ブログの後半ではいただいた質問を大公開いたします!

懇親会では同じ船に乗った仲間とのつながりも!
懇親会では参加いただいたみなさんお一人お一人から自己紹介をしていただき、各テーブルでの会話も大変盛り上がっていました。
今年のテーマである、初航海に出たばかりという利用歴の短いユーザーさんもたくさんお越しいただいていて、この懇親会で先輩方との関係づくりもしていただけたようです。

今回いただいた終了後アンケートでは、この懇親会で「他社様の具体的なノウハウや運用方法を聞けたことがとてもよかった」と回答いただいた方が多くいらっしゃいました。
また、同じくアンケートでは「新しい友達ができました!」との嬉しいお声もいただきました。
Shipは「同じ船に乗った仲間同士として、ユーザーのみなさんがつながり、高めあえる場にしていくこと」を目的に発足したイベントですので、こういったお声をたくさんいただけたことは企画側としても嬉しい思いでいっぱいになりました。

最後になりましたが、ご参加いただいたみなさん、Shipを盛り上げていただき本当にありがとうございました!
質問大公開!当日お答えできなかったものもご紹介します
ここからは質問コーナーでいただいたご質問を抜粋して回答いたします。
「自分ならこう答えるな~」というアイディアや活用法があれば、ぜひみなさんからもご意見いただけると嬉しいです!
krew公式Xアカウントでは、いただいたご意見をリポストしてまいります。
他のユーザーさんのご意見もぜひチェックしてみてくださいね♪
krewSheetの実は便利なのにあまり使われていない機能があったら教えて欲しいです!(by: おもちさん)
📌お答え
krewチーム的にあまり知られていない気がする便利な機能をまとめました!
・集計行
・サブウインドウ
・Xrossモードの詳細エリア
これだけは譲れないこだわりの設定があれば教えてほしい (僕はヘッダー行と行の高さを40にする)(by:きったんさん)
📌お答え
こちらのご質問には、krewチーム&参加者さんからこだわりポイントをいただきました!
・編集画面にワンクリックで遷移できる「デザインボタン」は必須表示 (参考ブログ)
・kintoneの設定でフィールド名とフィールドコードは絶対そろえる
・krewDataのコマンドは美しく整列させる (参考ドリル )
krewDataの管理者を増やす場合、どのように管理したらいいでしょうか。
引継ぎしやすい方法などがあれば教えてください。(by: きつねさん)
krewdataの開発ルールについて
現在はこれといった決まりもなく作成しているのですが、 もし後々だれかに引き継ぐことになった際に、メンテナンスが難しくなりそうです。
何か良い開発ルールなどがあれば教えてください。(by: yusukeさん)
📌お答え
krewDataの管理を行う際にヒントとなる機能がいくつかあります。開発ルールを作るに際もお役立ていただけるかと思いますのでご紹介します!

フロー内で細かい共有事項があるときは、メモ機能が使えます。引継ぎを前提とするなら詳細までしっかりと情報を記載することも忘れずに。
そして、2025年にリリースしたデータフローダイアグラムでは、アプリの結合が複雑になときにも、アプリ間の関係性をビジュアルで一目で確認でき便利です。こちらもぜひ活用してみてください。
関連機能:データフローダイアグラム
krewSheetとkrewDashboardのどちらを入れるか悩んだことはありますか?また選んだ理由も知りたいです(by: ワンさん)
📌お答え
krewSheetのXrossモードとkrewDashboardはピボットテーブルのような表を作成できる点で似ていますよね。
大きな違いとしては、krewSheetではグラフが作れず、krewDashboardであればグラフやゲージなどの表示形式が豊富に選べることです。
一方で、krewSheetは表示しているピボットテーブルや表にそのまま入力編集することができます。
表に加えてグラフも使ったデータ分析を重視するのか、入力作業の効率性を重視するか、が選定のポイントになりそうですね。
プログラミングなどなにも知識のない人にkrewDataを教える時、まず何から教えますか?(by:きったんさん)
📌お答え
krewチーム内でも基本の機能学習はみなさんに公開しているものと同じ情報で進めています。
一例ですが、まずはチュートリアルで基本操作を習得し、そのあとはkrewDataドリルのシナリオに沿ってどんな集計をしているか、どういうコマンドを使って設定しているか見てみる。krewDataは一見難しそうに見えるかもしれませんが、実はある程度決まったパターンがあるため、基本をおさえれば応用が利かせられるようになっていきます。すべては難しいかもしれませんが、業務に役立ちそうなものから5、6個やっていくと、krewDataのパターンが見えてくると思います。krewDataはプログラミングの知識がない方でもデータ集計フローを作れるよう開発したプラグインですので、是非このような流れでチャレンジしてみてください!
一覧画面でkrewSheet使う時と使わない時の基準はありますか?(by:きったんさん)
📌お答え
krewSheetは、ユーザーさんによっては基本的にすべてに適用している人もいらっしゃいます。
では、krewSheetを使わないケースは?というと、下記のようなパターンがありそうです。
①手入力の更新頻度が高くないアプリ
②レコード詳細画面を必ず開いてほしいアプリ
レコード詳細画面でラベルに書いた案内書きに沿って入力することを想定したアプリの場合に、意図した運用にならないこともありますよね。
便利なkrewSheetですが、アプリの目的や運用に合わせてご活用ください!
krewSheetでうまく集計したいのですが、カスタム小計、数式フィールド、集計行で、それぞれ何ができるのか分かりません。こんなときはこれ!を教えて欲しいです!部門別集計ならカスタム小計、達成率なら数式フィールド、とか!(by: 福太郎さん)
📌お答え
カスタム小計はピボットテーブルのように集計ができるXrossモードで使える機能です。
カスタム小計ではフィールドの選択肢ごとに集計するような使い方ができるので、おっしゃるように部門別、製品別、年度別などの総計とは別に小計を出したいときに使えます。
数式フィールドはkintoneにはない関数を使った集計ができます。TODAY関数を使った日付の計算や、SUMIF関数を使って案件ごとの売上合計額の計算など複雑な集計で活躍します。
集計行はkrewSheetを設定したアプリの列に対して合計や平均、カウントなどが行えるので、アプリ内の情報の全体感を把握する際に役立ちます。

・カスタム小計
・kintoneの計算フィールドとkrewSheetの数式フィールド
・集計行
krewSheetのXrossモードでカスタム列ヘッダが使えるようになる予定はありますか。(by: オレネコさん)
📌お答え
Xrossモードご活用いただいている方ならではのご質問ですね。Xrossモードのカスタム列ヘッダについてフィードバックとして頂戴いたします、ありがとうございます!
Sheetモードで使える列ヘッダの便利な設定については、参考リンクご確認ください。
参考:カスタム列ヘッダ
krewsheetのExcelビューやピボットテーブルを便利に使わせていただいています。
何か修正あった時に入れるコメント機能について、画面遷移せずにキントーンのコメント機能を見たり答えたりする機能や、キントーンのコメントとは別に、特定のExcelビュー上やピボットテーブルでのコメント機能があると便利なのですが、そのようなことは可能でしょうか。(by: はげたこさん)
📌お答え
2つのモードをご利用いただきありがとうございます!
Excelのシートように表示できるSheetモードは、サブウィンドウでkintoneのコメントをデフォルト表示にすることができるので、Sheetの一覧を見ながらもコメントでのやり取りもしやすいです。
※Xrossモードではサブウィンド機能はご利用いただけません。
参考になりそうな利用例のご紹介:
・問合せを管理する(+サブウィンドウでコメントを使用)
krewDataを作るうえでセオリーみたいな順序はありますか?(by: まずは一人の一歩からさん)
📌お答え
セオリーということでしたら、やはりどういったデータを出力したいか(出力アプリのデータ構成)がしっかり固まっていることが重要になるかと思います!関連して、出力データがあいまいなままフローをスタートさせないためにも、見たいデータはどんなデータなのか揉んでおくとよさそうです。
おすすめの学習方法を教えてください(by: きったんさん)
📌お答え
メシウス社内では、まずはチュートリアルからスタートしてドリルの設定をなぞって設定するということをしています。マニュアルももちろん大切ですが、実際に手を動かしてみることでスピード感をもって機能学習ができると思います!
お気に入りコマンド、よく使うコマンドは何ですか?(by: きったんさん)
📌お答え
これはkrewDataのデータ編集コマンドのことですね、ユーザーのみなさんにぜひ聞いてみたい内容です!
みなさんのお気に入りがありそうですが、結合コマンドや行列変換、外部入出力はkrewDataの醍醐味な気がします。
逆に苦手なコマンドや一回も使ったことがない!というものも聞いてみたいです(笑)
krewDataリアルタイム実行プランを契約して早2週間 データクレンジング以外にどのような使われ方をしていますか?(by: うっちーさん)
📌お答え
リアルタイム実行プランを契約されているケースでは、在庫管理などの即時性が必要な業務やマスタ更新などがありそうです。
krewData厳選シナリオ集やドリルにも利用例掲載していますのでぜひご覧ください!
・krewData厳選シナリオ集
・ドリル:不足する在庫を発注依頼する
・ドリル:マスタ更新をリアルタイムに反映する
krewDataの入力レコード数って、
同じアプリで複数の入力コマンドを設置していた場合は、
・1アプリのレコード入力数
・入力コマンドのレコード入力数
どちらでカウントされるのでしょう(by: ヌイさん)
📌お答え
これは処理レコード数の考え方についてのご質問かと思います。複数のデータ編集フローが存在する場合は最大値が対象となりますが、テキストでのお返事が少しわかりづらいので参考リンクでご確認いただけると幸いです!
・krewDataスケジュール実行プラン 価格の考え方
krewDataで、 ある入力アプリ側のkintoneフィールドを修正し 関連するフィールドを全て修正なければならない場合、 対象箇所を効率的にもれなく見つける方法があれば知りたいです!(by: こらぼふろんさん)
📌お答え
効率的にというところはなかなか難しいかもしれませんが、もれなくという意味では、krewサポートチームでの対応方法が参考になるかもしれません。関連するフィールドを見つけ出すにはテストデータを用意して確認してみる・テスト出力用の出力アプリ用意するという方法で対応しています。
また、フィールド単位のご質問なので期待通りではないかもしれませんが、データ編集フロー内で使用しているアプリはデータフローダイアグラム機能でも確認することができます。
少しでも参考になれば幸いです!
・データフローダイアグラム
krewDataで新たにフローを作るとき、 みなさんは、いきなりkrewDataの画面上で設定をはじめますか?
別途、仕様書(フロー図)みたいなものをまとめたりますか?
krewDataの画面上にメモは残せますが、別途管理表や仕様書などをまとめているのでしたら みなさんがどのように管理されているかぜひ知りたいです!(by: こらぼふろんさん)
📌お答え
今回のShipの最初のセッションで、株式会社昇栄 山﨑さんがご紹介してくださった方法としては事前のデータフローの書き出しがありました。Excelやパワーポイント、その他外部サービスなどを使って整理するのも良さそうですよね。
弊社では作成者が手書きで作成することはあるのですが、仕様書のような記録としては残していないので、ぜひこのあたりもユーザーのみなさんの運用お聞きしてみたいです!
krewdashboardも使ってみたいです。設定は簡単なものでしょうか…(by: 工場長さん)
📌お答え
krewDashboardの設定は Excelでピボットテーブルを作る感覚と似ているので、直感的に操作しやすい製品だと思います。いきなりトライアルで挑戦いただくこともおすすめできますし、チュートリアルの解説動画があるのでご利用前に難易度を確認いただけます。(難しいと感じられたらハンズオンのセミナーもご案内いたします!)
・krewDashboardチュートリアル動画
shipの由来って何なんだろう!?shipの和訳が船、krew(crew)の和訳が船員なのでそういったつながりからきてると思うのですが、メシウスさんならもっと深〜い考えがありそう!?教えてほしいです!(by: krewData沼さん)
📌お答え
krewユーザー会「Ship」の由来はまさしく船。ご参加いただいた皆さんが同じ船に乗った仲間のように助け合い、ノウハウや活用方法を循環させていただけるような場にすることを目的に発足しました!
krewSheetクロスモードを超愛用しています!
費目ごとの集計や会社別の売上管理など用途はいろいろと思いますが、
みなさんの会社ではどんな風に使っていますか?
また、メシウス社内ではこんな風につかってるよ!がありましたらぜひ教えてください!!!(by: かのってぃさん)
📌お答え
Xrossモード超ご愛用とのこと、ありがとうございます!
メシウス内での利用方法としては行列変換ビューで備品予約のアプリがあります。
シフト管理の活用例を応用したものなので、良かったらみなさんも参考にしてみてください!
参考設定:月間シフト表を作成する
今回、Xrossモードのご質問たくさんいただいたのでみなさんの活用法もぜひお聞かせくださいね!
以上、質問コーナーでいただいたご質問の紹介でした!
今回掲載できなかったご質問についても、今後ご回答となるようなコンテンツやブログの発信ができればと考えております。
改めまして、たくさんご質問をご投稿いただきありがとうございました!!
これからのShipにご期待ください!
今後もShipではユーザーのみなさんが仲間となってkrewをご活用いただけるよう、イベント等を企画してまいります!今回参加いただけなかった方も、次回開催をぜひお楽しみにお待ちください。