kintoneにデータを集約して活用したいと思っても、ファイルからのデータ入力やデータ編集フローの作成・メンテナンスには、どうしても手間がかかります。
たとえば、取引先ごとに形式が異なるExcelやWordの内容をkintoneへ登録したり、業務や組織の変更に合わせてデータ集計の条件を修正したりする作業です。
今回、こうしたデータ入力とデータ活用にかかる負担を軽減するため、krewSheetに新たなAI機能が登場。
更に、krewDataのAI機能もより活用いただきやすくアップデートします。
(アップデート:2026年10月26日20時00分 ~ 22時00分対応)
- krewSheet:ファイルの内容を解析してkintoneへ登録できる「データエントリーAI」
- krewData:フローの新規作成から編集・内容確認までを支援する「フロー作成エージェント」
それぞれの機能と、具体的な活用シーンをご紹介します。
krewSheetに「データエントリーAI」が登場
「データエントリーAI」は、krewSheet上にアップロードしたWord・Excel・CSVファイルをAIが分析し、ファイル内の情報とkintoneアプリの項目を自動的にマッピングする機能です。
読み取り結果をkrewSheetの一覧画面で確認・修正したうえで、kintoneアプリへ登録できます。ファイルごとにレイアウトや項目名が異なる場合でも、複数のファイルをまとめて分析できます。
※本機能はβ版として提供します。将来的に仕様が変更されたり、提供を終了したりする場合があります。あらかじめご了承ください。
データエントリーAIの特長
- Word・Excel・CSVファイルに対応
- 最大10ファイルまで同時に読み込み可能
- WordとExcelなど、形式の異なるファイルもまとめて分析可能
- ファイルごとにレイアウトが異なっていても読み取り可能
- アプリとファイルで項目名が異なる場合も、AIが内容を判定してマッピングを提案
- 読み取り結果をkrewSheet上で確認し、必要な箇所を修正してから登録可能
「ファイルを読み取る」だけでなく、AIによる項目のマッピングから、確認・修正、kintoneへの登録までを、krewSheet上で進められる点が特長です。
krewSheetデータエントリーAIを動画でご紹介!
データエントリーAIの利用イメージ
データ登録は、次のような流れで行います。
- krewSheet上で登録したいファイルを選択
- AIがファイルの構造や項目を分析
- 読み取り結果を一覧画面で確認・修正
- 内容を確認してkintoneアプリへ登録
AIがすべてを自動登録するのではなく、登録前に人が内容を確認できるため、読み取り結果をチェックしながら業務データとして整えることができます。
活用例1:形式の異なる工事報告書をまとめて登録
工事報告書や作業報告書は、取引先や協力会社によってフォーマットが異なることがあります。
ある会社からはExcel、別の会社からはWordで送られてくるなど、ファイル形式や項目の並びが統一されていないケースも少なくありません。
データエントリーAIを使えば、形式の異なるファイルをまとめてアップロードし、ファイル内の情報をAIが分析します。読み取り結果をkrewSheet上で確認し、必要な箇所を修正してからkintoneへ登録できます。
これまでファイルを一つずつ開いて転記していた業務を、一覧で確認しながら効率的に進められるようになります。

活用例2:展示会やセミナーで受領したリード情報を登録
展示会やセミナーの終了後、運営会社などからリード情報をExcelやCSVで受け取ることがあります。
しかし、受け取るファイルによって「会社名」「企業名」「法人名」など項目名が異なっていたり、列の並びが統一されていなかったりすると、そのままkintoneへ取り込むのが難しくなります。
データエントリーAIは、ファイル内の項目とkintoneアプリの項目名が完全に一致していなくても、意味を判定してマッピングを提案します。
複数のファイルをまとめて分析できるため、形式の異なるリード情報を確認・修正しながら、kintoneのリード管理アプリへ登録できます。

krewDataの「フロー作成AI」が「フロー作成エージェント」へ
krewDataでは、これまで提供してきた「フロー作成AI」の名称を「フロー作成エージェント」に変更し、機能を拡張します。
従来の新規フロー作成に加えて、今回新たに次の機能を追加します。
- 既存フローの編集
- フロー内容の確認
これにより、フローを新しく作るときだけでなく、運用開始後の修正や、担当者変更時の引き継ぎまで、krewDataの活用を継続的に支援します。

対話しながら新しいフローを作成
これまでのkrewDataフロー作成AIでは、初めに処理したいフローの全容を伝えてフロー作成を依頼する必要がありました。
今回アップデートした「フロー作成エージェント」では、実現したいことをチャットに入力し、エージェントからの質問に答えて条件を整理しながら、krewDataのフローを作成できます。
入力内容の情報が不足している場合は、フロー作成エージェントが、アプリの結合に使用する項目や出力方法などを質問します。
利用者はAIが投げかける質問に答えながら条件を具体化できるため、「どのコマンドを配置すればよいか」から考えるのではなく、まずは業務で実現したいことを起点にフローを作成できます。
既存フローを編集
業務で使用するデータ編集フローは、一度作れば終わりではありません。
組織変更、年度変更、管理するKPIの追加などに合わせて、フィルタ条件や集計条件を変更する必要があります。
今回のアップデートにより、すでに作成されているフローについても、フロー作成エージェントを使って編集できるようになります。
たとえば、拠点単位で予実を集計しているフローに対して、次のように指示できます。
九州エリアを対象にした集計を追加したい
フロー作成エージェントが既存フローを確認し、必要な処理を追加します。
このほかにも、次のような場面で活用できます。
- 年度変更に合わせてフィルタ条件を変更したい
- 組織変更後の支店・部署を集計対象に追加したい
- 新しいKPIに対応する集計処理を追加したい
- 複雑になったフローを、より分かりやすい構成に見直したい
- 作成者以外の担当者が既存フローをメンテナンスしたい
フローを作成した本人でなくても、やりたいことを起点に修正しやすくなるため、担当者変更後のメンテナンス負担の軽減にもつながります。
操作イメージ
フローで行っている処理を確認
krewDataのフローには、複数のアプリやコマンド、集計条件が設定されていることがあります。
作成から時間がたったフローや、別の担当者が作成したフローの場合、画面を見ただけでは次のような点を把握しにくいことがあります。
- どのアプリからデータを取得しているのか
- どのような条件でデータを絞り込んでいるのか
- どの項目を使って結合しているのか
- どのような集計を行っているのか
- 最終的にどのアプリへ出力しているのか
今回追加する確認機能を使うと、フロー内で行われている処理をフロー作成エージェントで書き起こしできます。
作成した処理内容は、既存フローのメンテナンスだけでなく、社内での引き継ぎや、マニュアル・設計資料の作成にも活用できます。
操作イメージ
フローの「作成」だけでなく「運用・引き継ぎ」まで支援
これまでのフロー作成AIは、主に新しいフローを作成するときの支援を目的としていました。
今回のアップデートでは、既存フローの編集と内容確認が加わることで、krewDataのフローを次の3つの場面で活用できます。
- 新規作成
やりたいことを自分の言葉で伝え、質問に答えながら条件を具体化して、新しいフローを作成します。 - 運用・改善
組織や業務、KPIの変更に合わせて、既存フローの必要な部分を編集します。 - 理解・共有
フローで行われている処理を確認し、メンテナンスや引き継ぎ、マニュアル作成に活用します。
krewDataをこれから使い始める方だけでなく、すでに多くのフローを運用している方にも活用いただけるアップデートです。
操作イメージ
AIを活用して、kintoneへのデータ入力とデータ活用をもっとスムーズに
今回のアップデートでは、krewSheetとkrewDataにそれぞれ新しいAI機能を追加します。
krewSheetのデータエントリーAIは、Excel・Word・CSVからkintoneへデータを登録する際の、ファイル確認や項目マッピング、転記作業を支援します。
krewDataのフロー作成エージェントは、フローを新しく作成するときだけでなく、業務の変化に合わせた修正や、既存フローの内容確認までを支援します。
- ファイルの形式が統一されておらず、kintoneへの登録に時間がかかっている
- krewDataで実現したいことはあるものの、どのようなフローを作ればよいか分からない
- 業務変更に合わせて、既存フローをスムーズに修正したい
- 担当者の変更に備えて、フローの処理内容を分かりやすく残したい
このようなお悩みがある方は、ぜひ新しいAI機能をご活用ください。
製品・アップデート情報
krewAIラボについてはこちら ≫
krewSheet・krewData・krewDashboardでご利用いただけるAI機能をご紹介します。
新機能紹介セミナーはこちら ≫
今回アップデートした新機能を使ったデモやユースケースをご紹介します。
ご利用開始について
各製品のヘルプページにて、AI機能の使い方をご紹介予定です。
公開まで今しばらくお待ちください。