8月24日にkrewDataをアップデートしました。今回は「レコード分割コマンド」という新しいコマンドを追加したほか、Google Driveファイル入出力での共有ドライブ対応など、いくつかの変更点を含みます。
【新機能】レコード分割コマンドを追加
新たに「レコード分割コマンド」を追加しました。krewDataでできる処理のバリエーションも増えたので、ぜひ使ってみてください。
レコード分割コマンドでこんなことができる
kintoneには、ユーザー選択フィールドやチェックボックスなど、複数の値を登録できるフィールドがありますよね。レコード分割コマンドを使うと、登録された複数の値を分割してレコード作成することができます。
ここでは、受注管理アプリのアサインテーブルに登録された担当者の情報を、作業予定アプリに担当者単位にレコードを作成しています。担当者ごとに分割してレコード作成することで、どれくらいの工数が見込まれるか担当者別に把握できるような活用イメージです。
コマンドの設定方法
新しいコマンドは「レコード操作」フォルダ内に追加しました。設定時には分割したいフィールドを選択するようになります。
設定前後でこのようにデータが変化します。
ワンポイント
文字列フィールドに複数のデータを入力しているデータの場合には、区切り文字を設定すればうまく分割することができます。
コマンドではこのように設定しています。
【新機能】Google Driveの共有ドライブサポート
krewDataでは、外部ファイル入出力機能といい、外部のクラウドストレージで管理しているファイルデータを読み込んでフロー内で扱うことができます。
これまでGoogle Driveの場合には個人管理しているファイルのみ対象でしたが、共有ドライブに保存されたファイルも同様にkrewDataで扱うことができるようになりました。チームや社外のメンバーと共有しているファイルデータをkintoneに集約してデータ活用できるようになりますよ☝
【機能改善】データ編集フローの並び順変更
スケジュール実行のフローとリアルタイム実行の実行単位の並び順を変更できます。これまではデータ編集フローの文字コード順にソートする仕様でしたが、任意の順番に並べ替えることができるようになりました。
業務単位や目的別、および処理順などでフローや実行単位の並び順を整理したい場合にご活用ください。
【機能改善】リアルタイム実行からスケジュール実行へのコピー
リアルタイム実行で作成したフローをスケジュール実行にコピーできるようになりました。コピーしたフローは編集して使用することができます。
※コピー時の留意事項
パラメータを使用しているリアルタイム実行のフローをコピーした場合、パラメータが削除されます。その場合はパラメータを使用していたコマンド設定の見直しが必要です。
本アップデートについて
今回のアップデートの全容はこちらで確認することができます。
https://download.krew.mescius.jp/materials/update/krewdata_v6.1.26_220824.pdf