本記事では2025年2月アップデートにて追加したデータフローダイアグラム機能を解説します。

データフローダイアグラムが皆さんの業務でどう役に立つの?
krewDataをたくさんの業務で使っていると、活用が広がるに比例してこういったシーンに直面する方も多いのではないでしょうか?
- たくさんの業務で利用している → たくさんのアプリ・フローがあり、どのアプリがどのフローで使われているか分からなくなる
- 担当者が異動になる → これまでkrewDataで設定した内容を引き継ぎたい、共有したいので引継ぎ資料を作成している
- 新たなkintone管理者が増える → アプリの変更を行う際に、krewDataの設定で使用している内容に影響のないように留意する必要があるので、洗い出しを行っている
【こんなセリフ言ったことない?】
「アプリの設定変更を行ったら、実はkrewDataのフロー内で使っているフィールドだった」
「新たにフィールドを追加したことを考慮せずに処理が漏れてたわー」
データフローダイアグラムを使うと、krewDataのフロー内で使用しているアプリの関連性が図で表現され、全体像が把握できるようになります。
今後はアプリの設定を変更する前に影響のある範囲を洗い出したり、エクスポート機能を使って社内用の管理ドキュメントとしても利用できます。
この先は具体的な機能の説明です!
データフローダイアグラム機能
データフローダイアグラム機能は、krewDataの設定情報を元に入出力アプリの関連図を作成する機能です。
たとえば、krewData専用アプリで次の4つのフローを作成・運用していたとします。今回のアップデートでは右上に「データフローダイアグラム」というボタンを新たに追加しています。

ボタンクリック後にデータフローダイアグラムを作成します。「エクスポート」機能を使うとPNG形式でダウンロードできます。

<アプリの検索>からアプリを選択すると、そのアプリが関連しているkrewDataのフローと関係のあるアプリを青で区別して表示できます。
たとえば、案件管理アプリに変更を加えたい場合には<案件管理アプリ>で検索すれば影響のあるアプリやフローを洗い出しできます。

▼動画で見る
■機能に関する補足
- 表示対象のフロー
- スケジュール実行:過去に実行したことのあるフロー ※有効のチェックを外しているフローでも過去に実行したことのあるフローは表示対象となります
- リアルタイム実行:有効にチェックがついているフロー
- 1つのkrewData専用アプリの設定を元にフローダイアグラムを作成します
- スケジュール実行・リアルタイム実行はそれぞれ別な図で作成します
- 本アップデートにて新たに追加したコンテンツ: